7月23日・24日の2日間にわたり、開催された恒例の夏の交流イベントには、塾生・保護者26名が参加、支援者の皆様と共に、文化芸術に触れながら心温まる交流の時間を過ごしました。
1日目は、赤坂の「サントリーホール」にて、三枝成彰代表理事プロデュースの『はじめてのクラシック~中学生・高校生のために』を鑑賞。ピアニスト・髙木竜馬さんの迫力あるピアノソロと東京フィルハーモニー交響楽団の演奏に、参加者たちは目を輝かせながら聴き入っていました。コンサート終了後には、たくさんの支援者の皆さまにご参加戴き、六本木カフェバトゥに於いて交流会が開催されました。コンサートの司会を務められた永井美奈子さんも、お忙しい中、子どもたちとの交流の場に駆けつけて下さいました。交流会では、塾生が将来の夢や目標を堂々と語り、その成長した姿に支援者の皆さまからは温かい拍手が送られました。また、卒業生の近況や新たに誕生した家族の話など、話題は尽きず、終始なごやかな雰囲気に包まれました。美味しい料理と居心地の良い空間の中、支援者の方々との距離も一層縮まり、深い絆を感じるひとときとなりました。
2日目は、歌舞伎座にて「七月大歌舞伎」を観劇しました。昨年の夏の交流イベントで歌舞伎舞踊とトークショーを披露してくださった市川右團次様がご出演されていらっしゃることもあり、子どもたちは親しみと期待を胸に観劇、右團次様がご用意下さった花道近くの特等席で、日本の伝統芸能を存分に楽しむことができました。初めての歌舞伎体験という子どもたちがほとんどでしたが、間近で感じる出演者の息遣いや迫力、舞台美術の美しさに圧倒されている様子が印象的でした。幕間の昼食では、塾生・ご家族・支援者が共に歌舞伎座の特製弁当を戴きながら、ここでも貴重な交流の時間を持つことが出来ました。観劇後、感動冷めやらぬ子どもたちは、筋書を読み返したり、配役の背景に思いを巡らせたりと、日本文化への関心を深めていました。子どもたちにとって、非日常の体験を通じて自身の未来に目を向ける機会となり、また支援者の方々と直接お話が出来るかけがえのない時間となりました。
今回の夏の交流イベントにご参加いただいた皆さま、そしてご協力いただいた関係者の皆さまに、心より御礼申し上げます。子どもたちと支援者の心をつなぐ交流の場を大切にしながらイベントづくりに努めてまいります。
今後も多くの皆様の3.11塾イベントへのご参加を心よりお待ちしております。